逆浸透膜浄水器を安く導入する方法 その1

水

原子力発電所の事故に伴う水の放射能汚染で脚光を浴びつつある「逆浸透膜浄水器」。

放射能汚染が明らかになって以来、放射性物質を除去できるかどうかの議論が各所で行われていたようだが、徐々に実際の分析結果が出揃ってきたようだ。


この逆浸透膜という技術自体は珍しいものではなく、大学や企業の工場・研究設備などには普通に設置されている。アクアリウムの世界では個人のユーザーも多い。

スーパーにある水のディスペンサーもこの技術によるものらしい

 

アメリカでは家庭用の浄水器として普及していて、手ごろな値段で手に入れることができる。値段は一般的なもので1万円ぐらい。

RO膜浄水器(アンダーシンク)

今回導入するアンダーシンク形。

同じものが日本で買うと10万円ぐらいする。

 

技術的な内容は他に譲るとして、ここではまず逆浸透膜の有効性とデメリットを少し議論した上で、実際に導入した手順を紹介したい。

 

逆浸透膜は本当に有効?

一部の浄水器メーカーやウォーターサーバーを取り扱う会社のWEBサイト上で、放射性物質の分析結果が公表されている。

いずれも逆浸透膜で処理した水(以下RO水)からは放射性物質(主にヨウ素131)が不検出(厳密には検出限界以下)だったと言う結果だ。

 

しかし残念ながら原水との比較が正しくできているデータはほとんどない。

(仮に原水に放射性物質が含まれていなければ、RO水からも検出されないのは当然だ)

 

私が見た中で唯一、それなりに信憑性があると思えるのが以下のリリース。

寺岡精工 - ECOAの放射性物質除去能力について

http://www.teraokaseiko.com/news/topics/11_3_30/index.html

試験方法も明記されており、これを読む限りこのメーカーの装置では効果があったようだ。

 

さて、問題はこれから設置しようとしているタイプの浄水器で同じぐらいの効果が期待できるかどうかだ。これから紹介するのは一般家庭用のいわゆるアンダーシンク型で、構造はいたってシンプルなものだ。

原理的には効果があるだろうと思われるが、はっきりいってしまえば現状は「効果はあるかわからない」としかいえない。

それではなんとも気持ちが悪いので、いずれ機会があればしかるべき機関に分析依頼を出してみたいと思っている。

もっとも分析のためにはそれなりに汚染された水が必要になってくるが・・・

 

参考までに、アメリカのWATTS社がアンダーシンク型の浄水器で試験した結果を紹介しておく。

http://www.cddnews.com/radioactive_cesium.pdf

 

デメリットもそれなり

この逆浸透膜浄水器であるが、浄水能力が高い分デメリットもある。

・かなり場所をとる

  日本で普及している蛇口につけるだけの浄水器とは違い、30センチ四方ぐらいの置き場所が必要になる。

  シンクの下に設置できるなら気にならないかもしれない(もともとアンダーシンク型だし)。今回は設置と復旧の手間を省くためシンクの上に設置する。

・高価

  先にも書いたが日本で買うと安いものでも10万円ぐらいする。

  これから紹介する方法ではおよそ3万円ぐらいかかる。

・水の利用効率が低い

  得られるRO水に対して、その4~5倍の水が膜の洗浄などに使われ排出される。

・水道の圧によってはポンプが必要

  一般的な家庭の水道圧なら大丈夫だとは思うが、何らかの理由で水圧が低い場合はポンプが必要になる。それにともなって電力も必要になる。

 

以上のことを踏まえた上でも導入を決めたなら、次から実際の導入について説明していく。

 

その2はこちら

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“逆浸透膜浄水器を安く導入する方法 その1” への2件のフィードバック

  1. 山本 修 より:

    はじめまして、お世話になります。98年までアメリカに赴任していまして、一般家庭用のアンダーシンク型の浄水器を使用していました。赴任して水道水の不味さに驚き、直ぐにウォルマートへ行って購入しました。当時、約$30(安)~$80(高)位だったと思います。交換用のカートリッジも安い物で$1.5位で高い物で$8.5位だったと思います。メーカーも数社ありましたが、同タイプの浄水器ならカートリッジは共通でした。余りにも良い製品だと思ったので、帰国する際にOMUNIと言うメーカーのアンダーシンク浄水器とカートリッジを大量に購入し、我が家では、未だに使用しています。が、交換カートリッジが残り少なくなってきまして、色々とネットで探していますが、購入できるところが見つかりません。何処か、安価に購入できるところを御存知でしたら教えて頂けないでしょうか?宜しくお願いします。

    • 日野ああああ より:

      返信が遅いっていうレベルじゃなく遅くなってしまったのでもうご覧になっていないとは思いますが・・・

      少なくとも私が調べた範囲では、日本では基本的に業者が取替え用パーツとして持っているだけで単品では取り扱っていない感じでした。
      もしくは観賞魚用の浄水器のパーツとして売られているものもあるようですが、サイズ等が合うのか不明なのと、海外での値段の数倍しているようです。
      ですのでこの手のパーツの入手のしやすさはeBayと米amazonの2択かと思います。
      大量に購入するならeBayのほうが格安かと思います。
      (一番のネックは国外出荷可能かどうかで、少なくとも上記2サイトなら国外出荷可能な業者が見つかりやすいです)

      自分がわかる範囲ではこれぐらいです。参考になれば幸いです

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