四次元文化タウン谷町四丁目を歩こう

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急になにを言い出すのかと思われるに違いありませんが、谷町四丁目という町は、過去・現在・未来、さまざまな時代の文化を一挙に楽しむことのできる実に魅力溢れるスポットなのです。

 

今回は、そんな谷町四丁目の魅力に迫るべく、町歩きのレポートをしてみたいと思います。

ひとたび町を歩き始めてみれば、何気ないワンルームマンションの看板にすら文化の匂いが漂っていることに気付くでしょう。

さらにはこんな看板も。

 

 どうやら文化だけでなく不動産までも、カリスマが牛耳る町のようです。

「貸住」という、当て字になっているのかなっていないのか解らないカモフラージュを施しているカリスマの抜け目なさも、さすがというべきでしょうか。

 

そして、少子高齢化のご時世になんとも硬派な商いをしている、未来へのたゆまぬ眼差しを実感することが出来るのも、谷町四丁目ならではです。

それではさっそく、谷町四丁目の数々の見どころを紹介していきましょう。

史跡難波宮跡

ビルに囲まれた一帯の中に突如として現れる、この大きな公園のようなスペースが、飛鳥・奈良時代の古代宮殿、難波宮(なにわのみや)の跡地です。

本来の敷地面積からすると、この公園全体ですら半分程度というスケールのとても大きな宮殿だったようなのですが、現在宮殿の面影を見ることが出来るのは、ポツンと復元された大極殿の基壇のみなため、少しさびしい風景だったりもします。

 

備考:犬の散歩率がかなり高い。

兵部大輔大村益次郎卿殉難報國之碑

幕末の兵学者大村益次郎が京都で襲撃を受けた後、この地での療養もむなしく没したことを偲んだ碑です。

史跡難波宮跡のすぐそばの交差点に大きく聳え立っているため、とても眼を引き、「鬼の如き知才」と恐れられたその大きなおでこも、レリーフとなってしっかりと面影が残されています。

ちなみに、襲撃を受けた京都の木屋町御池上ルにも大村益次郎遭難之碑があります。

備考:交差点で信号よりも目立ちすぎ。

大阪歴史博物館

何故だかこの建物の周辺だけ強風が吹き続けている、谷町四丁目のメインディッシュとも言うべき施設です。きっと文化の薫風が吹き荒れているのに違いありません。

4フロアに渡る大ボリュームの常設展示スペースで、古代から近現代までのなにわの歴史・文化・風俗をタイムトラベルして学べるほか、海外や国内にある数多くの優れた文化財や、地元「大阪」の歴史と文化などを大々的に紹介する、興味深い特別展を続々と企画してくれる博物館です。

建物の地下一階には難波宮の遺跡ギャラリーがあり、ガイドツアーも行っているので、難波宮跡を見た後は、こちらにも足を伸ばしてみるのをオススメします。

ちなみに、上層フロアの階段の踊り場からは大阪城がとてもきれいに見える絶景スポットなので、展示だけでなく景色のほうも是非楽しんで欲しいところです。

備考:ボリュームありすぎて少し疲れる。

NHK大阪放送局

写真のとおり大阪歴史博物館と合体しているのがNHK大阪放送局とNHK大阪ホールです。

NHK大阪放送局のBKプラザは、オリジナルグッズを販売するショップがあったり、クロマキー撮影を体験したり、ニュースキャスターになりきれるコーナーや、ドラマセットの裏側など、撮影や放送について楽しく学べる場所として、子供たちに大人気です。

またNHK大阪ホールは、数多くのライブやイベント、そして公開録画が行われる多目的ホールとして、文化発信の場になっています。

備考:ドーモくんのライトを見て立ち止まるため、入り口が混雑しがち。

大阪城公園

いわずと知れた大阪のランドマークであり、代表的な観光名所です。

天守閣からの眺めは、いまやもう周囲のビル・展望台の前に霞んでしまうものの、美しい堀と天守閣を眺めながら、のびのびとゆっくり散歩できるスポットとして、唯一無二の空間であることは間違いありません。

梅林の梅や、西の丸庭園の桜は、見ごろになれば必ず訪れておきたいほどの美しさです。

ちょっとマニアックな見どころとしては、天守閣そばの広場にさりげなく埋められているタイムカプセルなんてのもあります。

1970年の大阪万博の年に、5000年後の人たちに今日の姿を伝えようという主旨で造られ、埋めらカプセルは、西暦6970年に開封されるということなので、いまから待ち遠しいばかりです。

備考:どこで大道芸人に遭遇するかわからないドキドキ感がある。

エキスポカフェ

谷町四丁目でエキスポにちなんだスポットとして忘れてならないのが、このエキスポカフェです。

なんでも店内には所狭しと展示された万博グッズがあったり、名物メニューの「エキスポ天国」というデザート盛り合わせがあったりと、エキスポ尽くしの魅惑の空間らしいのですが、残念ながらまだその桃源郷の中を覗くことが出来てしません。

更なる取材を敢行し、いつか必ずエキスポ天国まで辿り着きたいものです。

備考:日曜日定休、祝日不定休なので、攻略が手ごわい。

K.W.ハラタマ博士像

大阪歴史博物館のすぐそばで、突然街中に気になる木が聳え立っているのに出くわしたなら、その反対側に廻ってみましょう。

そこには、K.W.ハラタマ博士の像が立っています。

ハラタマ博士は、江戸幕府から明治政府へ移る激動期に大阪に滞在し、1869年に理化実験棟をもつ学校「舎密(セイミ)局」を大阪城前に開設しました。

またハラタマ博士自身も教鞭をとり、この舎密局で近代化に必須の自然科学の教育を行い、日本の初期の科学研究の多くがこの舎密局に端を発して生まれていきました。
そうした、「日本の化学の父」としての功績を称えてこの像が建てられたそうです。

備考:そろそろ木が生い茂りすぎていて、気付かれにくくなっている。

大阪府立現代美術センター

地下鉄谷町四丁目駅からも直通でアクセスできる、現代美術のオアシス。

誰もが気軽に美術に触れることの出来る場を提供し、芸術への理解を深めてもらおうというコンセプトで、展示室を無料開放し、誰でも企画展やコンクール展を見て楽しむことが出来ます。

階段を一つ上ったところが一階という、現代美術らしく概念を揺さぶってくれる造りも魅力的です。

工事中のスペースの壁にもペインティングが施されていて、ごくごく自然とアートが溢れている空間になっています。

展示のみではなく、発表の場を求める作家への展示室の提供や、週一回の清掃業務を行うことでアトリエとギャラリーの提供を行う「CLEAN BROTHERS 清掃プロジェクト」などの取り組みを行っていますので、アートを見たい人たちだけでなく、アートを作り続けたい人たちにも嬉しい街づくりの窓口になっています。

備考:もっとクリエイティブに生活しなくてはと、無駄な気合が入ってしまう。

大阪府庁舎本館

明治生まれのなんともカッコイイこの建物でも、無料で解放されている展示スペース「現代美術の回廊:COCOA」にて、大阪府の現代美術コレクションの数々を鑑賞することが出来ます。

ちなみに庁舎のため平日しか開いていないのに注意です。

備考:表の国旗が風でグルグル巻きになっていることが多い。

山本能楽堂

大阪で一番古くて由緒のある、昭和2年創立の能楽堂で、国登録有形文化財にも登録された能舞台を保有しています。

能に詳しい目の肥えたお客さんだけでなく、初心者でも気軽に能の魅力に触れることのできる「とくい能」や、さまざまの見学会や体験講座を催しているので、敷居の高さを恐れずに、伝統の美の世界に飛び込んでみたくなりますね。

備考:玄関から能舞台が見えそうで見えなくてもどかしい。

大槻能楽堂

谷町四丁目にある能楽堂は、一つだけではありません。山本能楽堂よりも8年若い昭和10年の創立ですが、長年にわたり能公演の殿堂として親しまれています。

こちらの能楽堂でも、解りやすい解説つきで上演する「能の魅力を探る」シリーズの自主公演を精力的に行っており、能の楽しみを多くの人に体験してもらえるような試みにより、初心者にもやさしく能の世界へ誘ってくれます。

備考:実は玄関ぽいとことは別の入り口から入らないといけないパターンが多い。

松屋町筋商店街

大阪ではCMでも有名な松屋町筋商店街。そんな知名度は高いけどあまり足を運ぶ機会がないスポットも、じつは谷町四丁目にあるのです。

ふと上を見上げると、スパイダーマンもひるむようなダイナミックな看板(?)のお出迎えが。

人形の町とは言っても、ご飯やさんや休憩できるカフェなども勿論あるのだろうと思っていたのですが、本当に行けども行けども人形しかない、とてもハードコアな商店街でした。

一見、おしゃれなカフェがありそうに見えても、人形づくしのビルです。

定期的に、甲冑姿の男たちが商店街を練り歩くイベントや手作り甲冑教室などを開催しているそうで、独自の世界を突き進み続ける孤高の商店街といった趣ですね。

 備考:正直なところ、どの店で人形を買うのが正解なのか判断がつかない。

 

そんなこんなで、魅惑のスポットに溢れかえる谷町四丁目から、いくつかの見どころを紹介してみました。

このほかにも、まだまだ面白い場所があるはずですので、ぜひ皆さんも谷町四丁目を歩いてみて、お気に入りの場所を探してみてください。


 

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