エキスポランドを進化させよう

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2007年のジェットコースター事故をきっかけに経営難のまま休園が続き、2009年2月に完全な閉園が決定したエキスポランド。

閉園から2年の時を経たいま、その跡地が現在どのように利用されているのか、ご存知でない方も多いと思います。

今回は、2011年4月、お花見シーズンのエキスポランドの現在、そしてこれからの未来についてスポットをあててみましょう。

エキスポタワーなど、周辺の多くの建造物・施設もすでに解体後の残骸すら残されていませんが、2011年のいまも、南口方面から入っていくと、1970年と変わらぬ姿で太陽の塔がお出迎えしてくれます。

 

そして、南口の前に到着すると急激に人口密度が上がります。特に週末にもなると、家族連れ、カップルでの来場者でごった返す場所です。


多くの人でにぎわう南口前広場の様子。

 

この場所は、大阪モノレール万博記念公園駅から降りてすぐの位置にあり、車や徒歩で来場する人との合流地点でもあるため、郊外の僻地にもかかわらずイベントの際には身動きが取れなくなるほど混雑することも。


絶え間なく人の列が続く万博記念公園駅出口。

 

人の流れを見ていると、来場者の三分の二は、太陽の塔のある万博記念公園(入場有料)内の自然文化園、日本庭園、国立民俗学博物館(通称「みんぱく」)などの施設利用に訪れているようです。


自然文化園エリアへつづく中央橋前

 

そして残りの三分の一の人たちは、エキスポランド跡地の一部を利用しているこちらのエリア(入場無料)に向かいます。


「農と言える日本へ」のキャッチフレーズがまぶしい。

ファームエキスポと名づけられたこの施設は、農業体験型公園として2010年3月下旬よりオープンしました。

施設内には、北摂地域の農家が生産した野菜・お米、肉、鮮魚の直売所「エキスポマルシェ」や、農作業を学べる「畑の教室」、田植え体験が出来る「たんぼプール」、「体験菜園」、そして馬に乗って写真が撮れる「うま牧場」などがあり、バーベキュー用のスペース提供もしています。

 

なかには「菜園住宅」を提唱する「ロハス生活情報館」という施設もありますが、こちらは実態がよく解りません。

出会いから興味へ、交流から誘いへ。次のステージは学び、伝え、教えることの喜びを演出した空間があり、スキルとノウハウを身に付けた、未来を見つめ、世界を見つめ、地域を見つめる“コミュニティ・ワーカー”が誕生する。

という、時空のねじれを感じる説明文から、見切り発車の匂いを感じてしまうのは気のせいでしょうか。

ファームエキスポ内に唯一残されている、エキスポランド時代のものといえば、D51のみだけでのようですが、農園に蒸気機関車の取り合わせは、いまの時代からするとノスタルジックでマッチしているといえないこともないかもしれません。


説明書きは色あせきってます。

 

そして、巨大な水戸納豆のような謎の物体を発見。

周囲には何の説明もなく、何のために置いてあるのか見当がつきませんが、たぶんこうして謎を投げかけることで、みんなの想像力をも豊かに耕してあげようという、粋な計らいなのでしょう。

こうした数々のほっこり体験を楽しめるファームエキスポも、エキスポランド跡地の約五分の一を利用しているに過ぎず、また期間限定の契約で開園されているため、2011年5月15日をもって閉園されることがあらかじめ決定してます。

 

今後のエキスポランド跡地の利用については、現在白紙の状態ですが、大阪府は跡地利用案の公募を企業向けに呼びかけており、その募集要項を発表しています。

 

万博記念公園南側ゾーン活性化事業者の募集について 

 

大阪モノレール万博記念公園駅から直結する立地を活かし、自然庭園・日本庭園、国立民俗学博物館などの根強い人気施設と並び、また共鳴するような素敵な利用案が実現すれば、我らがアイドル太陽の塔も、大阪の文化的シンボルとして更なる存在感を発揮するのではないかと期待が高まりますね。

大阪といえば、通天閣やグリコ看板、大阪城もいいですが、太陽の塔の異容ぶりも他に引けをとらない魅力に満ちていますので、ご近所さんの身贔屓のようですが、エキスポランド跡地の有効利用による活性化をぜひ応援したいところです。
 







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